医療コラム
2013.02.14
あひるレター2.3月号 花粉症・思春期鉄欠乏性貧血
花粉症
2月の半ばを過ぎるといよいよ花粉症(スギ)の季節です。
【予防】
① 外出の時は帽子、マスク、メガネを着用し、出来るだけ花粉を避けるようにしましょう
② 外出先から帰ったら洗顔し、まつ毛などについた花粉を落としましょう。
③ コート類は部屋まで持ち込まずに、玄関先で花粉やほこりをはらいましょう。
≪アレルギー性結膜炎≫
【症状】
眼のかゆみ、涙目、充血など。
眼をこするのでまぶたが腫れることもあります
【治療】
① 抗アレルギー薬
アレルギー反応を抑える点眼薬は毎日続けましょう。
② 症状を抑える点眼
症状が強いときはステロイド薬入りの点眼薬を短期間使います。
≪アレルギー性鼻炎≫
【症状】
くしゃみ、鼻水、鼻づまり。
【治療】
① 抗アレルギー薬
アレルギー反応をおさえる点鼻薬、抗アレルギー薬の内服
② 症状を抑える薬
思春期の鉄欠乏性貧血
・体の中の鉄分は血(赤血球)を作るもとになります。鉄分の蓄えが足りないと貧血になります。
・思春期には体の急な成長のために鉄分が必要です。特に女性は月経のために鉄分が減り、貧血になります。不規則な食事やダイエット、過激なスポーツなども貧血の原因になります。
・貧血があると、顔色が悪い、疲れやすい、動機や息切れ、イライラなどの症状がでます。
【治療】
鉄が不足する貧血と診断されたら、鉄剤を3カ月ほど飲みます。定期的に検査をし、体の鉄分が十分になったことを確認してから、薬をやめます。
【食事】
レバー、肉類、卵黄、魚、貝類、パン、みそ、大豆、豆腐、ホウレンソウ、のりなど
ビタミンCを多く含む果物や野菜は鉄分の吸収をよくします。