医療コラム
2014.12.03
食育~避けたい7つの「こ食」
堤ちはる先生講演より
子育ての一環としての食事として、避けたい7つの「こ食」をあげられました。
① 個食
家族が一緒に食卓を囲んでも、食べているものが別々。栄養バランスがとりにくく、食嗜好の偏りがちになる。他者への思いやりが育ちにくい。
② 孤食
1人で食べる。そうすると食嗜好が偏り、コミュニケーション能力や思いやりの心が育ちにくい
③ 子食
子どもだけで食べる。
④ 小食
ダイエットのために必要以上に食事量を制限する
⑤ 固食
同じものばかり食べる
⑥ 濃食
味付けの濃いものばかり食べる
⑦ 粉食
パン、麺類など粉から作られたものばかり食べる
以上のことを踏まえて、複数で共に食べる「共食」を目指していきましょう。
嫌いな食品は食べなくても済むかもしれません。しかし、少しでも食べることができたら、物事を前向きに取り組む姿勢も養われることでしょう。
「共食」では「こ食」で得られない数多くの心の育ちがあることを心にとめて、「こ食」を避ける配慮が家庭に求められていると言うまとめでした。
自分の生活を見直しても、なかなか「こ食」の改善は難しい点がありますが、昔は家族皆で同じ食卓で、同じ食材をいただいていたものだったと思い返しました。
子どもの育ちを健全なものに近づけるように、改めていきたいと思います。