医療コラム
2014.05.02
子どもへの声掛け
~「よくできたね」よりも「がんばったね」~
子どもさんが、いろんな事ができた時に、どんな声かけをされますか?興味ある記事を読みましたので紹介します。
(略)「よくできたね」という言葉は、結果に対してのみの評価を示す言葉であり、その結果が実はあまり努力をしないで得られたものであった場合に、もし大人たちが「よくできたね」と言ってしまうと、子どもたちは「結果だけがよければいいのだ」と思い込んでしまいます。
では「よくできたね」という言葉の代わりにどんな言葉を掛けるべきなのか。それは「頑張ったんだね!」という言葉だといいます。この言葉を使うことで、努力することは結果よりもずっと大事なことなのだと教えることができるのだそうです。
いくつかの研究結果から、パズルを解いた後で「頭がいい」と子どもたちを褒めた場合、それ以後その子たちはさらに難しいパズルを解こうとはしなくなる傾向があることがわかったといいます。これは、よりレベルの高いパズルにチャレンジしてうまくできなかった場合には「お利口」ではなくなってしまうという不安を子どもたちが持ってしまうためで、結果に対する評価を気にするあまり、チャレンジ精神が削がれてしまうようです。では「お利口さん」の代わりに掛けるべき言葉はなにか。それは「すごく頑張ったね」といった類の言葉だといいます。先のパズルの例でいうと、「うわあ、すごく頑張ったね!」と声を掛けた場合、より難しいパズルを解こうとする子どもの割合は大幅に増えたそうです。(略)
この記事を読んで、子どもさんへの声掛けの参考になさってくださいね。