医療コラム
2013.12.02
スマホで子守やめて
「スマホに子守をさせないで!」。
日本小児科医会は、乳幼児の心身の発達への影響が心配されるとして、スマートフォンの利用を控えるよう保護者に対し啓発活動を行っています。
スマホの普及に伴い、絵本やパズルなど乳幼児向けのアプリも増えていて、中には100万回以上ダウンロードされている人気アプリもあります。スマホを子供に渡して、こうしたアプリで遊ばせたり、アニメの動画を見せたりして、放っておくケースもあるようです。
日本小児科医会の内海裕美常任理事は「乳幼児期は脳や体が発達する大切な時期。子供がぐずるとスマホを与えて静かにさせる親がよくいるが、乳幼児にスマホを見せていては、親が子供の反応を見ながらあやす心の交流が減ってしまう」と指摘します。また、画面をなぞるだけの仮想体験を重ねることが、手の機能や五感を育むことに影響を与えかねないと心配されます。 読売新聞記事より