医療コラム

2013.12.02

6歳未満はPCV13追加を

   小児用肺炎球菌ワクチン(PCV)が7価の「プレベナー」(PCV7)から13価の「プレべナー13」(PCV13)へ切り替わりました。PCV7を既に4回接種を済まされた場合は定期接種としてのPCV13は対象になりません。
   しかし2012年にはPCV13でなければ予防できない株が3分の1になっている報告があります。そこで日本小児科学会ではPCV7を既に4回接種した6歳未満の児でも、4回目の接種から8週間以上空けてPCV13の追加接種を行うことを勧めています。しかしこの追加接種は「任意接種」扱いとなります。なお、追加接種で副反応が生じた場合は、医薬品医療機器総合機構での医薬品副作用被害救済制度のた対象となります。
   また大切なことは、既に保菌した血清型の抗体はワクチンで上昇しないので、集団生活で保菌する前にワクチンを接種することです。

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