医療コラム
2013.05.28
あひるレター6月号 熱中症予防、喘息予防
熱中症に気をつけましょう
今からの時期は熱中症をおこしやすくなります。
「日射病」「熱射病」をまとめて「熱中症」といいます。
≪症状と手当≫
1) めまいがする、顔色が悪い、頭が痛い、おなかが痛い、吐く、足などのこむらがえり、全身がだるい
↓
涼しい所へ移して、風を送り、イオン飲料を飲ませる
↓
改善がなければ病院へ
2) ふらふらする、ぼーっとする
↓
危険信号!病院へ
3) 倒れて意識がない、けいれんをおこした
↓
命の危険!救急車を呼ぶ
≪予防≫
1) 帽子をかぶり、風通しのよく涼しい服装を
2) 炎天下での激しい運動を避ける
3) 汗で失われた塩分と水分の補給をする
4) 寝不足など体調の悪い時は運動を避ける
5) 車の中に赤ちゃんを置き去りにしない
6) ベビーカーは地面からの照り返しが強いことを忘れずに
喘息予防の環境整備
最近はPM2.5の影響で、のどの痛みや咳発作を起こしやすくなるようです。
外出の際はマスクをして予防をしましょう。
その他に、家庭での環境整備のお話しをします。
家のほこり(ダニ)を少なくすることが大切です。ダニの温床であるカビがはえやすい梅雨の時期は、喘息が起こりやすいです。
1) よく掃除をしましょう
掃除機でほこりを吸い取り、ぞうきんで拭き取りましょう。ほこりを舞い上がらせる掃除では効果がなく、かえって発作を起こしやすくなります。
2) じゅうたんよりもフローリングを
3) 模様替えの時期は気をつけましょう
・シーツ、布団カバー、枕カバーなどはこまめに取り替えましょう
・ソバガラやパンヤの枕よりスポンジを使いましょう
・羽毛布団は避けましょう
・衣類の出し替えの時はほこりに気をつけましょう
・空調の使い始めはフィルターの掃除をしましょう